会員からのお知らせです。
被害に心当たりの方、連絡ください
「娘は、現在14歳の中学2年生です。平成8年6月17日、当時1歳7ヶ月の時に、けいれん重積発作で、横浜市大附属浦舟病院に入院し、同年7月26日に退院しました。約40日間の入院になります。しかし退院時には、重度の脳障害を負ってしまい、今も障害を抱えた生活が続いています。
このケースは、こちらの知らないうちに、学術論文として発表されていました。1998年に出版された「脳と発達 第30巻 第3号」に、娘の症例が載せられています。
題名は、「感染に伴う急性脳症35例の臨床的検討」です。また、1999年に出版された「脳と発達 第31巻 第4号」には、「1987~1996年の10年間に112例の脳炎/脳症を経験した」とあります。題名は「感染に伴う急性発症脳炎28例の臨床像」です。
現在、横浜市大付属病院を相手に提訴中ですが、過去、横浜市大付属病院の小児科に入院して、子どもが障害を負ってしまった、あるいは、死亡してしまった。そして、その原因に、医療過誤があるのではないかなど医療不信を抱いている方は、下記にメールあるいは、連絡を下さい。よろしくお願いします。 (横浜市 匿名)
連絡先:医療過誤原告の会事務局
住 所:〒189-0026 東京都東村山市多摩湖町1-22-2
Eメール:contact@genkoku.jp FAX:042-393-9873
重積発作についての文献調査でありますが、裁判を傍聴した結果(証人尋問)等から得られた証人の証言の信用性について傍聴人としては、本証人の証言を採用することは非常に難しいと感じました。理由は以下に記載します。
第一 重積発作じたい短期的に症状がおさまることや、長期的に改善しないケースを上記した証人は述べていましたが、10年以上も前の治療行為を現在の治療行為と混同する発言も認められました。
第二 (本証人は)反対尋問の場にさらされた中で、脳障害がおきたとされる時間帯(場所)などについては「わからない」と言った旨を供述しました。
第三 傍聴人としては重積発作に陥った患者さんに対し、当時、最善の治療行為をを実施した医療機関を完全に把握できませんでした。
(総論) 傍聴人としては乳幼児における(?)の重積発作について遡及的な文献を調査し、医師の治療行為が妥当であったか否かを可及的速やかに調査し、その結果を文書又は口頭意見により、ご報告し医療被害者の方が裁判にて役に立てられるような環境を構築していきたい所存であります。それには、多くの方々の協力が必要になってくるものと思われなす。
(現在においては、国公立の病院であればほとんどがドクター専用の図書室を利用できる環境にあります。)
追伸 おそらく医療過誤原告の会の会員であれば一人でも多くの医療被害者さんの一助になれれば幸いであるとの思いを常日頃、抱いているものと信じております。よって、会員の皆様が一人はみんなのために、みんなは一人のためにを合言葉に頑張っていただけることを切に願います。