● 医療事故調推進キャンペーン チラシ配布・署名活動第4弾
日時: 2009年2月14日(土) 14:00~15:00
場所: JR・地下鉄 巣鴨駅周辺
前回、1月16日(金)のキャンペーン活動の様子が、毎日新聞で報道されました。 ネットにも出ていますので、ご参照下さい。
http://mainichi.jp/area/tokyo/news/20090117ddlk13040310000c.html
よろしくお願い申し上げます。
日時: 2009年2月14日(土) 14:00~15:00
場所: JR・地下鉄 巣鴨駅周辺
前回、1月16日(金)のキャンペーン活動の様子が、毎日新聞で報道されました。 ネットにも出ていますので、ご参照下さい。
http://mainichi.jp/area/tokyo/news/20090117ddlk13040310000c.html
よろしくお願い申し上げます。
内容紹介
医師が匿名で発言する医師ブログ、医療系サイト。 そこには、患者には決して言わない不満、グチ、医療政策への批判がうずまいている。
誰も触れなかった「医療のモラル破壊」を周到な取材で描く、傑作ノンフィクション!
ウィキペディア編集合戦、カルテ流出、2ちゃんねるで晒し者…相次ぐ病院事故!そのとき「医師専用サイト」で何が語られていたのか?『医療崩壊』著者・小松秀樹氏による取材回答文3000字掲載。医療を崩壊させたのは、医療事故被害者なのか?物言う患者は、「医療テロリスト」なのか?なぜ、医師と患者は対立してしまうのか?圧倒的な取材量で医療界の闇にせまる。
目次
第1章 カルテを流出させたのはだれか?奈良県立大淀病院事件
(侮辱罪で捜査された医師しゃべり続ける“鬼瓦” ほか)
第2章 追い詰められる遺族?杏林大学割り箸事件
(『医療の限界』と割り箸事件コピペされる事実無根の情報 ほか)
第3章 真実を求める遺族は「モンスター」か?福島県立大野病院事件
(「2ちゃんで叩きまくる」m3から始まった抗議運動 ほか)
第4章 「テロリスト」と呼ばれた被害者
(医師を侮辱する発言「医療崩壊」プロバガンダ ほか)
第5章 ネット医師たちはなぜ暴走するのか
(全国医師連盟とネット医師「自称被害者」というレッテル ほか)
著者の鳥集氏のコメントをご紹介させて頂きます。
大淀病院事件、杏林大割り箸事件、大野病院事件などの遺族に対して、一部の医師たちがネット上に誹謗中傷や事実無根のデマを垂れ流し、それを多くの医師が鵜呑みにした事実がありました。
彼ら「ノイジー・マイノリティー(騒々しい少数派)」が形成した歪んだネット公論に、医療事故や医療崩壊をめぐる医師全体の言説が、引きずられてしまったと考えています。
大野病院事件以降、患者と医師との間に、深刻な溝が生まれてしまいましたが、今こそ、両者が真摯に向き合い、新たな信頼関係を構築すべきときにきていると思います。
そのためにも、歪んだネット言説のウソを暴き、医療事故被害者に対する偏見を取り払わねばなりません。
ぜひ、多くの方々に手にとっていただきたいと思っています。
http://www.wave-publishers.co.jp/np/isbn/9784872903836/
下記サイト等より購入可能です。
http://www.amazon.co.jp/gp/product/product-description/4872903838/
http://www.7andy.jp/books/detail/?isbn=9784872903836
http://bookweb.kinokuniya.co.jp/guest/cgi-bin/wshosea.cgi?W-ISBN=9784872903836
● 東京国際フォーラムで12月20日にシンポジウムが行われるのに合わせて,パンフレット配布・署名活動第2弾を行います。
日時:12月20日(土)17:00-18:00
場所:有楽町 東京国際フォーラム前
★集合時間:同日16時50分
集合場所:地下鉄有楽町線・有楽町駅 地上D5出口付近
周辺地図の拡大地図をご参照下さい
↓↓↓
http://www.t-i-forum.co.jp/function/map/index.html
東京国際フォーラムとビックカメラの間の,有楽町駅に通じる道路で署名活動を行う予定です。参加者が多ければ,活動場所を拡大したいとも考えています。
● 終了後,反省会・懇親会を予定しています。
【店 名】 :こだわりや 有楽町フォーラム前店
【住 所】 :〒100-0005 東京都千代田区丸の内3-6 JR高架下
【電話番号】 :03-5221-1003
地図はこちら
http://r.gnavi.co.jp/g192804/map1.htm
酒を飲みながら,どういう医療事故調をめざし,どういう活動をすれば良いのか,意見交換をしましょう!
● 来年1月下旬からは通常国会が始まります。
そこで,医療事故調査機関の設立が決まるかが勝負です。国会で成立させるよう運動を盛り上げていきたいと思います。ですので,是非皆様ご参加下さい。よろしくお願い申し上げます。
会員からのお知らせです。
変形性頚椎症により、平成16年2月2日に神経根減圧開窓術と椎弓形成術の手術を受け、術直後から重度後遺障害(身体障害者1級)が生じた事件、医療事故の訴訟を起こしました。
第一回目の裁判期日が決定しましたので、裁判傍聴をよろしくお願いいたします。 長谷川 圭佑
日時 平成20年12月17日(水)午前10時30分
場所 水戸地方裁判所
原告 長谷川 圭佑
被告 H病院理事長、脳神経外科医3名
私たちが求める医療版事故調(医療事故調査機関)は次の目的と性格をそなえるものです。
医療事故の原因を究明して、再発防止を図り、医療事故にあった患者・家族への公正な対応を目的としたもの。
公正中立性: 中立の立場で、手続と調査内容が公正であること
透明性: 公正中立に調査が行われていることが外部からみて明らかなこと
専門性: 事故分析の専門家によって、原因究明・再発防止を図ること
独立性: 医療行政や行政処分・刑事処分などを行う部署から独立していること
実効性: 医療安全体制づくりに、国が十分な予算処置を講じること
このような医療版事故調の早期設立を求めます。 医療事故調査が、目的に沿って実現されるように、医療版事故調の具体的なあり方を考えていきましょう!
(※PDF版はこちら)
11月23日、日曜日に「医療過誤原告の会 第17回総会・シンポジウム」が大阪で開催され、医療事故被害の現状および、厚労省が検討している事故調査制度について、活発な議論が行われました。
講師の方に加え、シンポジウムに参加して頂いた会員や一般参加の方など、多くの方のご協力を頂き、無事開催することができました。
ご協力頂いた皆様、ありがとうございます。
医療事故調早期設立を求めてシンポジウムが開催
?
国会審議の目途はたたず政府で医療事故の調査委員会設立などの準備が進むなか、23日、大阪では遺族や被害者らがシンポジウムで、公正・中立な事故調査制度の早期実現を求めました。事故調査制度がない現状では、医療事故が起きた際も患者や家族が裁判を起こさないと、事実の解明がほとんど行われていません。こうした中、厚労省は医療事故の原因究明と再発防止の為に、第三者の事故調査委員会設置に向け準備を進めているものの、国会審議のメドは立っていません。シンポジウムでは遺族から訴訟をすることで受ける誹謗中傷などの現実も語られ、「医療の良心を守るため」にも公正・中立な事故調査制度の早期実現を求めるなどといった声が出ました。一方で、専門家からは「医療の専門家の意見が必要になる中で、中立・公正な人をいかに確保するかが課題となる」などの意見も出されました。(2008/11/23 18:24更新)
(関西テレビ)
日付 11月23日(日)
場所 大阪府立労働センター (エル・おおさか)6階大会議室会
(京阪電車・地下鉄谷町線「天満駅」下車、西へ徒歩約5分 →地図 )
時間
幹事会 10:30~11:00 (役員対象)
第17回定期会員総会 11:00~12:00 (会員対象)
シンポジウム 13:00~16:30 (一般公開)
懇親会(当日受付) 17:30~19:30 (希望参加)
〇 シンポジウム内容
テーマ 医療事故を安全な医療の教訓に
公正中立な医療事故調査機関の早期設立を
1.医療過誤裁判報告
「無断で繰り返される、人体実験」 2件
2.「医療安全調査委員会設置法案(仮称)」報告
厚生労働省医療安全推進室長 佐原 康之
3.シンポジウム
「医療事故被害を教訓に、公正中立な医療事故調査制度の早期設置を」
シンポジスト 石川寛俊(弁護士) 仲正昌樹(金沢大学法学部教授)
打出喜義(医師・金沢大学医学部産婦人科)
山本啓一(医師・山本医学鑑定研究所・所長)
佐原康之(厚生労働省医療安全推進室長) 油井香代子(医療ジャーナリスト)
勝村久司(医療情報の公開・開示を求める市民の会)
司会 宮脇正和(本会・会長) 篠原聖二(本会・副会長)
参加費 無料(資料代カンパをお願いします)
会員以外の方もご参加いただけます。詳しくはパンフレット(PDF)をご覧下さい。
いわゆる医療事故調について医療事故被害経験者の団体として意見を述べます。
○第16回診療行為に関連した死亡に係る死因究明等の在り方に関する検討会
日時 11月10日(月) 16:00~18:00
場所 厚生労働省 省議室 (9階)
議題
1)ヒアリング
・全日本病院協会 徳田禎久 常任理事
・全国医学部長病院長会議 嘉山孝正
・医療過誤原告の会 宮脇正和 会長
2)その他
傍聴方法など詳細は、こちらでご確認ください。
「めったなことでは医療事故に会わない。」「医療事故が起こるのはごくまれなケースだ。」「医療ミスで死ぬ患者はごくわずか。」「自分は医療事故に会わない。医療事故とは一生無縁だ。」「医療事故なんて他人事だ。」
このように考えていませんか?私も実際に被害に会うまでそのように考えていました。誰もが、自分が実際に経験するまで医療事故を他人事と考えています。しかし本当にそれは正しいのでしょうか?つまり、医療事故が起こることは極めてまれで、大半の人には関係のないこと、考えなくて良いことなのでしょうか?
この件に関して、アメリカでの幾つかの調査が衝撃的な事実を、私たちに教えてくれます。
医療は期待されているほど安全なものではない。医療におけるエラーが死や傷害の主要な原因になっていることを示す事実は数多くある。医療におけるミスによってアメリカ人の相当数が傷害・被害を受けている。
入院患者を対象にした2つの大規模研究、1つはニューヨーク州の1984年のデータ資料をもとにした調査研究、もう1つはコロラドとユタ両州の1992年のデータを用いた調査研究は、入院患者に医療的処置に関連した傷害を招いた有害事象(※医療事故)の発生率がそれぞれ3.7%、2.9%であったことを明らかにしている。そのうち医療上のエラーに起因する有害事象(防止できた有害事象)による傷害は、ニューヨーク州では58%、コロラド、ユタの両州では53%を占めていた。
防ぐことができたはずの有害事象(※医療ミス)は、米国の主要死亡原因の1つになっている。これらの調査結果を1997年に米国で3360万人以上を数える入院患者に当てはめて推計すると、毎年少なくとも4万4000人、ことによると9万8000人が医療ミスにより病院で死亡していることになる。この少ないほうの推計値を用いたとしても、防ぎうる有害事象による入院患者の死亡件数は、米国の主要死亡原因8位の死亡者数を上回る。すなわち、自動車事故による死亡(4万3458人)、乳癌(4万2297人)、エイズ(1万6518人)より多い数字になる。
我々の結果によれば、1984年にニューヨーク州における入院患者が被った不都合な事故(※医療事故)は、3.7%であった。このうち26.7%は、過失によるもの(※医療ミス)であった。…
これらの数字は、10年以上前にカリフォルニア州でまとめたものに類似している。…それゆえに、これら2つの大規模で独立した調査によれば、すべての入院患者のほぼ4%に不都合な事故(※医療事故)が起こり、そのうち1/4は標準以下のケア(※医療ミス)が関わっていた。(「※」付きカッコは引用者が挿入した。)
アメリカでの調査によると、なんとすべての入院患者の25人に1人(4%)が医療事故の被害にあっているという衝撃的な結果が出ています。(引用した2つの文章で、医療ミスの割合が異なるのは、定義が異なるからと思われます。)
ところでアメリカではなく日本では、毎年どのくらいの医療事故、医療ミスが発生しているのでしょうか?実は正確なデータは分かりません。アメリカでされたような詳細な調査は行われていません。
日本において医療事故が多少なりとも社会の注目を集めるようになったのは、1999年の横浜市大病院患者取り違え事件以後からです。それまでは医療事故の問題は、たいして注目されていませんでした。
日本での医療事故の件数を、アメリカの調査結果から推定してみましょう。最初の引用文の、毎年アメリカで9万8000人が医療ミスで死んでいるという結果を、単純に日本の入院患者数(1400万人)で置き換えると、日本では毎年4万1000人が医療ミスで死んでいる計算になります。
これは日本の主要死亡原因の5位に相当し、交通事故での死亡者数(平成19年度5,744人)の7倍以上の日本人が、毎年医療ミスで死んでいることになります。
医療事故、医療ミスは決して他人事ではありません。あなたが今度、病院に入院する際に、4%もの確立で医療事故の被害に遭うことを思い出してください。もう人事では居られなくなるのではないでしょうか。
前田 経一