本日(12/5)、原告の会総会とシンポジウムを開き、約100名の方々の参加で、新しい事故調制度の問題点について話しあわれました。
ニュースの動画は、
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20151205/k10010331111000.html
で、閲覧できます。
11月下旬以降の医療過誤原告の会関連の集会・イベント案内
- 11月 医療事故調査・公正なガイドライン推進宣伝活動(チラシ配布・署名)<第74弾>
10月から医療事故調査制度が施行となりました。 今回ようやくスタートした制度は、調査対象・調査方法・調査結果の公表など、すべて医療機関管理者の判断に委ねられ、公平性・透明性が危惧されています。 私たちは、公平性・透明性・専門性・実効性ある制度にするため、引き続き駅頭宣伝等の運動を継続します。
日時 11月28日(土)12時-13時、
京王線調布駅中央口付近で行います。 終了後、昼食交流会を13時-15時で行います。 交流会のみの参加も可能です。
連絡先 原告の会事務局 (☎ 090-6016-8423)、(Eメール info@genkoku.net ) - 医療過誤原告の会・総会・シンポジウム「これでいいのか! 医療事故調査制度」
日時 12月5日(土) 総会 11時-12時、
シンポジウム 13:30-16:30
内容 講演 医療事故調査制度施行への道のりと課題(仮)
木下 正一郎弁護士(医療事故調フォーラム事務局)
医療事故調査制度、被害者の視点で対応と課題(仮)
永井裕之氏 (患者の視点で医療安全を考える連絡協議会代表)
医療事故被害・闘いの報告(原告の会・会員数名)(竹内、千葉)
シンポジウム 「医療事故調査制度 これでいいのか! 改善課題と対応」
場所 全水道会館ホール(水道橋)
連絡先 原告の会事務局・(☎ 090-6016-8423)、(Eメール info@genkoku.net ) - 「声をあげよう!」弁護士による医療事故全国一斉相談会
患者側弁護士が全国55ヵ所で、一斉に電話で相談を受けて受けます。
日時 12月12日(土)10-15時
東京窓口 医療問題研究会 03-5775-1851
医療問題弁護団 03-5698-7511
主催 医療事故情報センター - 「医療事故調査と医療の安全を考える」シンポジウム 医療の安全に関する研究会主催
日時 12月13日(日)9:55-17:10
場所 ウイング愛知 5階小ホール2
費用 一般2000円、学生無料
内容 午前10時~ 講演 、午後13時~シンポジウム
連絡先 医療の安全に関する研究会事務局 052-951-3931 - 第11回医療事故・被害者相談会を12月23日(水)10時-12時に開催します。
場所 全労連会館3F会議室(JR御茶ノ水駅徒歩7分)文京区湯島2-4-4 03-5842-5610
受付定員 6名(先着順、10月まで原告の会・会員優先)
原告の会役員等が自からの経験をもとにアドバイスします(過去に相談された方でもOK) 相談料は無料です。 尚、電話相談は事務局で随時受け付けています。
相談予約申込先 原告の会事務局・(☎ 090-6016-8423)、(Eメール info@genkoku.net )
以上
寄稿「第三次安倍改造内閣の動きに注目しよう」
各報道機関が報じているように「医療事故調査制度」は多くの問題点を抱えたまま10月1日施行されました。
- この政策に関わってきた石井みどり元参院厚労委員長は日歯連迂回献金スキャンダルで一敗地にまみれ、同じく嘗ての日歯連闇献金事件に関わったとされる橋本龍太郎元総理の次男(政治一家・三世議員)橋本岳厚労省政務官も一部の急進的な医療関係者と結託して、この制度の運用細則を捻じ曲げてしまった感は否めません。そうした医療関係者とのやり取りは彼らのツイッターのやり取りにも見受けられました。
本日 第三次安倍改造内閣人事が発表され、橋本政務官は閣外に去り、石井みどり議員も検察庁の調べを受ける事態となり、もうこのような不祥事は起こして欲しくないと願いながら、後任の副大臣、政務官らが事故調査制度見直しにどのような姿勢で臨むのか、私たち医療過誤被害者は注視していかなければならないと思います。政治、行政に関わる方々には目先の利害に惑わされることなく、5年後10年後を見据え、遍く社会に通じる医療安全のあるべき姿を描いて頂きたいと願っています。 (医療過誤原告の会・会員投稿)
各地方紙も事故調制度の問題点を指摘
全国紙に留まらず、各地方紙も「医療事故調査制度の問題点」を指摘しています。
詳細は当ホームページの「動画・フォトギャラリー」(各紙記事掲載)でご覧ください。
10月下旬以降の医療過誤原告の会関連の集会・イベント案内
医療過誤原告の会・事務局
1、医療基本法シンポジウム
- 日時 10月17日(土)14-17
- 場所 明治大学研究棟2F第9会議室(御茶ノ水)
- 内容 医療基本法制定に向けて
- 主催 実行委員会(患者の権利法、日医、患者の声協議会、東大H‐PAC1期)
2、10月医療事故調査・公正なガイドライン推進宣伝活動(チラシ配布・署名)<第73弾>
- 10月18日(日)16-17時、JR四ツ谷駅口付近で行います。
- 終了後、交流会を17~19行います。交流会のみの参加も可
- 9月は、9月26日(土)11~12時、JR巣鴨駅改札口付近で行い、10名参加、
- 終了後、昼食を食べながら交流会を行ないました。
- 連絡先 原告の会事務局 (☎ 090-6016-8423)、(Eメール info@genkoku.net )
3、医療過誤原告の会・中部地区集会
- 日時 11月21日(土)13:30~16:30
- 場所 四日市・しばさん三重 研修1 (近鉄四日市駅・西へ徒歩2分)
- 内容 第1部 講演 10月施行の医療事故調査制度について
- 第2部 医療事故被害者の交流
- 連絡先 阪本 (☎ 090-5870-9793)、(Eメール sakanori1255yume@yahoo.co.jp )
4、医療過誤原告の会・総会・シンポジウム
- 日時 12月5日(土)
- 総会:11:00-12:00 (会員のみ)
- シンポジウム:13:30-16:30(参加自由、事前登録不要)
- 内容 講演 医療事故調査制度施行への道のりと課題(仮)
- 木下 正一郎弁護士(医療事故調フォーラム事務局医療事故調査制度、
- 被害者の視点で対応と課題(仮))
- 永井裕之氏 (患者の視点で医療安全を考える連絡協議会代表)
- 医療事故被害・闘いの報告(原告の会・会員数名)
- シンポジウム 「これでいいのか!! 医療事故調査制度」
- 場所 全水道会館ホール(水道橋)
- 連絡先 原告の会事務局
- (☎ 090-6016-8423)、(Eメール info@genkoku.net )
5、第11回相談会を、12月23日(土)10時00分~12時00分 に開催します。
- 場所::全労連会館3F会議室(JR御茶ノ水駅徒歩7分)
- 東京都文京区湯島2-4-4 03-5842-5610
- 受付定員6名(先着順、10月まで原告の会・会員優先)
- 原告の会役員等が自からの経験をもとにアドバイスします。
- 過去に相談された方でもOKです。相談料は無料です。
- 尚、電話相談は事務局で随時受け付けています。
- 相談予約申込先 原告の会事務局・
- (☎ 090-6016-8423)、(Eメール info@genkoku.net )
- 以上
声明「医療事故調査制度10月1日施行にあたって」
医療過誤原告の会・会長 宮脇正和
医療の安全と質の向上を目的とした「医療事故調査制度」が10月1日から施行となりました。全国の医療機関すべてが対象です。
これまで、遺族が医療事故と強く疑っても、病院が遺族の疑問を丁寧に聞かないまま事故を否定したり、簡単な説明のみで話し合いを打ち切ってしまい、事故の教訓が再発防止に活かされないまま、闇に葬られてしまうケースを多く経験してきました。
私達、医療事故で家族を亡くした被害者団体は、医療事故をしっかり調査して、再発防止に活かすことを切に願い、医療事故調査制度早期設立の運動を続けてきました。
今回の事故調査制度設計にあたって、厚労省の検討会などで、
1、 遺族等が医療事故について調査を相談する第三者の窓口を設けること。
2、 事故調査にあたって、遺族や当事者の間で事実確認と情報共有をはかること。
3、 事故調査は、透明性をはかるため、利益相反がない第三者を複数参加させること。
4、 事故報告書を遺族に丁寧に説明し、交付すること。
5、 再発防止策を義務付け、再発防止実施状況を点検できること。
6、 調査の質に病院間格差、地域格差がおきないよう均一化をはかること。
など、医療事故調査が真摯で公平に行われ、再発防止につながる制度するよう、繰り返し要望しました。しかし、要望は制度にほとんど盛り込まれないままスタートになり、今後、制度の改善課題満載です。
当面の対策として、遺族が医療事故と強く疑問を持つにもかかわらず、病院から丁寧な説明が無いまま、医療事故ではないと、調査を拒否された遺族等の相談窓口として、医療事故被害者等の団体、医療過誤原告の会、医療の良心を守る会、事務局で対応する事に致しました。
連絡先は、下記です。
1.医療過誤原告の会 事務局(主に被害者・遺族から)
住所:〒189‐0026 東京都東村山市多摩湖町1-22-2 宮脇方
携帯:090-6016-8423 e-mail; info@genkoku.net
2.医療の良心を守る市民の会 事務局(主に医療従事者等:被害者・遺族からも)
住所:〒279‐0012 浦安市入船3-59-101 永井方
FAX:047-380-9806 e-mail; kan-iren-info@yahoogroups.jp
携帯:090-1795-9452
医療過誤原告の会は、患医連などの団体と一緒に、今後も遺族が納得できる公平な医療事故調査制度への改善を求めて、運動を継続していきます。みなさん、引き続き宜しくお願い致します。以上
9月以降の「医療過誤原告の会」関連集会・イベント案内
医療過誤原告の会・事務局
1、医療過誤原告の会・九州地区集会 (会費:無料、事前申し込み:不要)
日時 9月13日(日)13:30~16:30
場所 福岡市健康づくりサポートセンター 研修室A (地下鉄 赤坂駅3番出口徒歩4分)
福岡市中央区舞鶴2-5-1 092-751-7778
内容 ①10月施行の医療事故調査制度について講演、②医療事故被害者の交流
★医療事故相談会 午前10時から同じ会場で(先着4名・原告の会事務局に事前申込必要)
連絡先 原告の会事務局 (☎ 090-6016-8423)、(Eメール info@genkoku.net )
2、9月医療事故調査・公正なガイドライン推進宣伝活動(チラシ配布・署名)<第72弾>
9月26日(土)11-12時、JR巣鴨駅改札口付近で行います。
終了後、昼食会兼交流会を12~14行います。交流会のみの参加も可
7月は、7月11日(土)16~17時、JR恵比寿駅西口付近で行い、8名参加、
終了後、暑気払いを兼ねて交流会を行ないました。
連絡先 原告の会事務局 (☎ 090-6016-8423)、(Eメール info@genkoku.net )
3、医療過誤原告の会主催・(10月)医療事故相談会の案内
第10回相談会を、10月3日(土)10時00分~12時00分 に開催します。
場所: 全労連会館3F会議室(JR御茶ノ水駅徒歩7分)文京区湯島2-4-4 03-5842-5610
受付定員6名(先着順)。 原告の会役員等が自からの経験をもとにアドバイス。
過去に相談された方でもOKです。相談料は無料です。
尚、電話相談は事務局で随時受け付けています。
相談予約申込先 原告の会事務局・(☎ 090-6016-8423)、(Eメール info@genkoku.net )
4、医療過誤原告の会・関東地区集会
日時 10月3日(土)13:30~16:30
場所 労音御茶ノ水センター 文京区湯島2-7-8(JR御茶ノ水駅徒歩9分)
内容 第1部 講演 10月施行の医療事故調査制度について
第2部 医療事故被害者の交流
連絡先 原告の会事務局・(☎ 090-6016-8423)、(Eメール info@genkoku.net )
5、医療過誤原告の会・中部地区集会
日時 11月21日(土)13:30~16:30
場所 四日市・しばさん三重 研修1 (近鉄四日市駅・西へ徒歩2分)
内容 第1部 講演 10月施行の医療事故調査制度について
第2部 医療事故被害者の交流
連絡先 阪本 (☎ 090-5870-9793)、(Eメール sakanori1255yume@yahoo.co.jp )
以上
8月以降の医療過誤原告の会関連の集会・イベント案内
1、医療過誤原告の会主催・(8月)医療事故相談会の案内と次回予定
第8回相談会を、2015年8月2日(日)10時00分~12時00分 に開催します。
場所は、全労連会館3F会議室(JR御茶ノ水駅徒歩7分)文京区湯島2-4-4 03-5842-5610
受付定員6名(先着順:申込締切ました)。医療事故被害者が自分たちの経験をもとにアドバイス。
過去に相談された方でもOKです。相談料は無料です。
尚、電話相談は事務局で随時受け付けています。
相談予約申込先 原告の会事務局・(☎ 090-6016-8423)、(Eメール info@genkoku.net )
次回は、10月3日(土)10-12時、同じ場所で行います。(定員6名、先着順)
2、医療過誤原告の会・九州地区集会
日時 9月13日(日)13:30~16:30
場所 福岡市健康づくりサポートセンター 研修室A (地下鉄 赤坂駅3番出口徒歩4分)
福岡市中央区舞鶴2-5-1 092-751-7778
内容 医療事故被害者の交流
★医療事故相談会 午前10時から同じ会場で(先着4名・原告の会事務局に事前申込必要)
連絡先 原告の会事務局 (☎ 090-6016-8423)、(Eメール info@genkoku.net )
3、9月医療事故調査・公正なガイドライン推進宣伝活動(チラシ配布・署名)<第72弾>
7月は、7月11日(土)16~17時、JR恵比寿駅西口付近で行い、8名参加、
終了後、暑気払いを兼ねて交流会を行ないました。
次回は、9月26日(土)11-12時、JR巣鴨駅改札口付近で行います。
終了後、昼食会兼交流会を12~14行います。交流会のみの参加も可
連絡先 原告の会事務局 (☎ 090-6016-8423)、(Eメール info@genkoku.net )
4、医療過誤原告の会・中部地区集会
日時 11月21日(土)13:30~16:30
場所 四日市・しばさん三重 研修1 (近鉄四日市駅・西へ徒歩2分)
内容 第1部 講演等検討中
第2部 医療事故被害者の交流
連絡先 阪本 (☎ 090-5870-9793)、(Eメール)sakanori1255yume@yahoo.co.jp
5、医療過誤原告の会 第24回総会・シンポジウム
日時 12月5日(土)
総会 11~12時
シンポジウム 13:30~16:30
内容 検討中
場所 全水道会館・会議室(東京・水道橋)
連絡先 原告の会事務局 (☎ 090-6016-8423)、(Eメール info@genkoku.net )
医療事故・刑事裁判で有罪判決(東京地裁)
本日(7月14日)東京地方裁判所(第810法廷)は、医療事故・刑事裁判で被告人医師に禁固 1年、執行猶予3年(求刑:禁固1年)の有罪判決を言い渡しました。遺族(当会員)の支援にあたりながら裁判を傍聴してきた「医療過誤原告の会」宮脇会長から以下のような声明が寄せられましたので掲載します。
<事故概要>
造影剤誤注射で78歳患者死亡 於・都内公立大規模病院
被告人医師に対する業務上過失致死事故
この度の医療事故で亡くなられた被害者・ご遺族のみなさまに、心からお悔やみ申し上げます。 事故は、2014年4月、都内の公立大規模病院で、腰部脊柱管狭窄症の再発疑いの患者に対し、検査を担当した5年目の医師が、脊髄造影検査には禁忌の注射液を誤投与し、患者が呼吸不全となって死亡した事故でした。今回、裁判を傍聴して、被告人医師の被告人質問を直接聞く事ができました。 被告人医師は事故の事実経過を全面的に認めたうえで遺族に謝罪し、その原因として、
①髄液の造影剤が、血液の造影剤と異なる認識がなかった
②使用する造影剤について、効能等事前に確認しなかった
③造影剤の容器に、髄液造影禁忌と赤字で表示されているのを無視した
など、事故について正直に供述している印象でした。
そもそも医師免許により許可されている業務は、患者の命を直接あずかる危険な行為を伴うものであり、従って、診療に当たっては十分に患者の安全に努める事が前提で、患者は医師に命を預けています。医師になって5年目の被告人医師の供述は、その内容のおそまつさに身震いさせられました。被告人医師は、これまで4年間の研修で、患者の生命・身体を第一に考えることを学ばなかったのでしょうか。 また、研修医療施設は、そのことを教えてこなかったのでしょうか。
病院の当時の指導医は、この事故を教訓に、脊髄造影剤検査についてマニュアルつくり、他職種の立ち合い、事前に薬剤の確認など、病院として安全体制改善に取り組んでいると述べていました。 この度の不幸な事件を機に、医師研修を担っている全国の病院が、医療技術を教育する前に、患者の生命と安全に責任を負っている自覚が育成される医師研修になっているか総点検していただきたい。 また、高度医療の現場でなくても、基本的な安全の見落としが無いか、集団で安全確認システムができているかなど、全病院・診療所等で点検を行い、同様の事故を繰り返さない契機としていただきたい。
2015年7月14日
医療過誤原告の会・会長 宮脇正和
7月医療事故調査・公正なガイドライン推進宣伝活動
事故調設立を求める駅頭宣伝活動は、
2008年11月に開始以来もうすぐ7年、
先月までの延参加人数は、995人となりました。
これまで、ご協力いただいた皆様のご尽力により、
今年10月から医療事故調査制度が施行となりました。
ところが、信頼される事故調査に最も大事な公平性・透明性は、
年間にわたって信頼される事故調査の経験を蓄積されてきた、
モデル事業の教訓が継承されず、病院管理者の姿勢がたよりの、
まことに、心もとないスタートとなりそうです。
医療事故被害者・国民に信頼される制度づくりを目指して、
引き続き、運動を広げていきます。
多くのみなさんの、参加をお願い致します。
7月は、2015年7月11日(土)16~17時、JR恵比寿駅西口付近です。
終了後、納涼を兼ねて交流会を17~19頃行います。交流会のみの参加も可
連絡先 原告の会事務局 (☎090-6016-8423)、(Eメール info@genkoku.net )