医療事故の調査機関 被害者が早期設立求める署名活動

先日の活動が、ニュース(NHK、毎日放送、関西テレビなど)で報道されました。

大阪での署名活動
大阪での署名活動

医療事故の再発を防止するため調査機関を早期に設立することを求め、事故の被害者の家族らが大阪で署名活動を行いました。医療事故は年間2、3万件にのぼるとみられますが、病院が責任回避のために情報を隠すケースも多くあります。国が現在、事故原因を究明する中立な調査機関の設立を検討していて被害者からは早期実現を求める声があがっていますが、医療界などには「個人の刑事責任の追及につながる」などの反対意見も強く設立のメドはたっていません。点滴ミスで妻を亡くした永井裕之さんは「被害者からみると、無駄な死に方をして同じようなことが起きることが一番辛い、日本の医療をより安全にすることが重要」と事故調査期間の必要性を訴えています。被害者らの団体では、今後も署名を集め、国会に提出したいとしています。

関西テレビ放送

医療事故調査機関設立キャンペーン・大阪報告

医療過誤原告の会・関西支部の篠原です。
医療事故調設立キャンペーン《大阪》宣伝(チラシ配布・署名)活動報告です。

●日 時:2009年3月14日(土)14:00~15:00
●場所:JR大阪駅東口(御堂筋口)集合

木下先生や永井さんのご尽力のおかげで、本日14日、JR大阪駅周辺で医療事故調査委員会の早期設立を実現するためのチラシ配布・署名活動を行えました。

参加者は原告の会・関西支部から、篠原、北さん、薮見さんはじめ7名、医療の良心を守る会・代表の永井さん、奈良大淀病院事件原告の高崎さん、陣痛促進剤の被害を考える会の奥林さん。以上、10名で活動を行いました。参加していただいた皆様には御苦労さまでした。

活動を開始する直前には雨も上がり、皆さんの熱い熱意が天気も味方につけ、多くの方にチラシ約800枚配布、署名は130筆ほど集めることができました。

関西では昨年11月、「公正・中立な医療事故調査機関の早期設立を」をテーマにした医療過誤原告の会シンポジウム(大阪)を開催しましたが、関西地方では他に医療事故調関連のシンポジウムや学会等がありませんでしたので、医弁の先生、医療関係者、一般市民の方々は、頻繁に医療事故調関連のシンポや学会のある関東地区と比べ、かなり温度差があり関心が薄いのが現状でした。

そのような現状の中、本日の活動の参加者は医療過誤により病院で最愛の家族を亡くされた原告の方たちに集まっていただき、人通りの多いJR大阪駅前でチラシ配布・署名活動を行いました。

また、その活動の様子や医療事故調査機関の必要性を多くのマスコミの方々にも取材していただき、当日夕方のTVニュース(NHK、毎日放送、関西テレビ)で流していただいたことで、多くの関西地方の人々に医療事故調査機関設置に向けての皆さんの取り組みや当該機関の必要性などを周知してもらうことができたと思います。

次回、22日は主に関東医弁の先生方や豊田さんらに来阪していただき、チラシ配布署名活動を行っていただきますが、今後、さらに関西地方でも医療事故調推進キャンペーンの運動を大きなものにしていきたいと考えておりますので、本日取材に来られたマスコミ各社には引き続き、22日のチラシ配布・署名活動の取材のお願いをしています。

被害に心当たりの方、連絡下さい

会員からのお知らせです。

被害に心当たりの方、連絡ください

「娘は、現在14歳の中学2年生です。平成8年6月17日、当時1歳7ヶ月の時に、けいれん重積発作で、横浜市大附属浦舟病院に入院し、同年7月26日に退院しました。約40日間の入院になります。しかし退院時には、重度の脳障害を負ってしまい、今も障害を抱えた生活が続いています。

このケースは、こちらの知らないうちに、学術論文として発表されていました。1998年に出版された「脳と発達 第30巻 第3号」に、娘の症例が載せられています。

題名は、「感染に伴う急性脳症35例の臨床的検討」です。また、1999年に出版された「脳と発達 第31巻 第4号」には、「1987~1996年の10年間に112例の脳炎/脳症を経験した」とあります。題名は「感染に伴う急性発症脳炎28例の臨床像」です。

現在、横浜市大付属病院を相手に提訴中ですが、過去、横浜市大付属病院の小児科に入院して、子どもが障害を負ってしまった、あるいは、死亡してしまった。そして、その原因に、医療過誤があるのではないかなど医療不信を抱いている方は、下記にメールあるいは、連絡を下さい。よろしくお願いします。  (横浜市  匿名)
   
連絡先:医療過誤原告の会事務局
住 所:〒189-0026 東京都東村山市多摩湖町1-22-2
Eメール:contact@genkoku.jp   FAX:042-393-9873

医療事故調査機関設立キャンペーン

医療事故調査機関設立推進キャンペーンに、ご協力下さい。

《大阪》
チラシ配布・署名活動を行います!!
日時: 3月14日(土) 14:00~15:00
10分前に集合下さい。
場所: JR大阪駅東口(御堂筋口)
連絡先 篠原聖二 090-7096-0870

《東京》
チラシ配布・署名活動第5弾を行います!!
日時: 3月29日(日) 14:00~15:00
10分前に集合下さい
場所: JR上野駅前(上野公園口改札)
終了後、医療問題弁護団弁護士とお花見予定
参加できる方は、事務局(宮脇)まで連絡願います。
電話 090-6016-8423

これまで医療事故調査機関の早期設立を求めて、医療事故調推進キャンペーンのチラシ配布・署名活動を、東京で4回にわたって行ってきました。

活動の様子は、医療版事故調推進フォーラムをご参照下さい。

中央社会保険医療協議会(中医協)再任人事反対に関する要望書

患者の視点で医療安全を考える連絡協議会
医療過誤原告の会
医療事故市民オンブズマン・メディオ
医療情報の公開・開示を求める市民の会
医療の良心を守る市民の会
陣痛促進剤による被害を考える会

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中医協の前田雅英氏の国会同意人事案について、野党各党が再任を「不同意」としましたが、その理由が明確ではありません。新聞報道によれば、民主党は「刑法の専門家として医療関係者を委縮させる発言が目立つ(共同通信)「刑法の専門家だが、医療事故対応は刑法的アプローチではあわない面もある(読売新聞)」「医療問題全般を議論するのにバランス感覚点で適性を欠く。(毎日新聞)と話したそうですが、公式の場での国民に対する説明が全くありません。

今回の不同意は、実質的に「医療版事故調査機関」づくりへの攻撃を意図したものではないかと危惧するので、私たち医療事故被害者は見過しにはできません。

現在、医療事故被害者たちの長年の願いを受けて始まった医療版事故調の議論が、被害者たちの声と、誠実な医療関係者たちとの真摯な議論によって前進しつつあります。前田氏は、医療版事故調の設立に関する厚生労働省検討会の座長をされており、中医協の人事であるにもかかわらず、医療版事故調に関する発言が不同意の原因であるように報じられています。

前田氏の医療版事故調に関する発言が不同意理由なら、その具体的文言を厚労省検討会の議事録から指摘し、責任政党としてその判断理由をきちんと説明すべきです。わたしたちは、厚労省検討会における前田氏の発言は、医療者と患者・市民の双方に対してバランス感覚があり、また医療者を萎縮させるような発言をしたことはないと認識しています。医療と司法の関係が大きな課題となっている検討会の座長として公正・中立にまとめる姿勢があり、適格な判断をされています。

なお、インターネットのメールマガジンやブログなど医療被害者や正論を発言する良識ある医療関係者たちに対する偏見や誹謗中傷が大量に流される中、前田氏は、忍耐強く議論を整理して進めてくれています。

以上のことから、患医連は、反対をした各党に対して、以下の3点を強く要望します。

  1. 「前田氏は不適格な言動がある」と主張するのであれば、中医協委員として不適格であるとする具体的言動を指摘し、説明してください。もし、前田氏の医療版事故調に関する発言が不同意理由なら、その具体的文言を厚労省検討会の議事録から指摘し、その判断理由を説明してください。
  2. どのように党内で審議し、機関決定をされたかを説明してください。
  3. 上記2点に関しまして、公式見解を公開してください。そして、ご回答などについて、私たちとの懇談の場を設定してくださいますようお願いいたします。

以 上

(※PDF版プレスリリースはこちら

医療事故シンポジウムのお知らせ

  医療事故シンポジウム
「医療版事故調を検証する ~ 広尾病院事件から10年」

 【日 時】  2009年3月1日(日)午後1時30分~4時30分

 【会 場】  明治大学駿河台校舎アカデミーコモン2階

 【参加費】  無料
 
[第1部] 医療問題弁護団からの報告
①10年前広尾病院で何が起きたのか
②その後の医療安全を巡る動向
③院内事故調査の現状
[第2部] 講演
[第3部] 医療事故被害者によるパネルディスカッション
コーディネーター 永井 裕之 氏
       患者の視点で医療安全を考える連絡協議会 代表
医療の良心を守る市民の会 代表

 1999年2月11日都立広尾病院で点滴ミスによる死亡事故が起きました。この事案について死体検案医と院長が異状死届出義務違反の罪に問われ、略式命令と有罪判決をうけました。
 この事件が大きなきっかけとなって、一方で院内医療安全管理が法律上義務づけられ、他方で医療界から中立的専門機関(医療版事故調)の創設が提言され、公共政策化が始まりました。
 広尾病院事件から10年、院内事故調査の現状や医療版事故調創設の動向はどのようなものでしょうか。今回のシンポジウムで検証します。

            主 催  患者の視点で医療安全を考える連絡協議会
    医療問題弁護団 http://www.iryo-bengo.com/
                 明治大学法科大学院医事法センター
            連絡先  すずかけ法律事務所
                 TEL 03(3941)2472     

お知らせ

お知らせ
1. 医療過誤裁判傍聴のお願い
 下記予定の医療過誤裁判の傍聴をお願い致します
① 小林 京子さん
日時  3月 4日(水)10:30 宇都宮地裁302号法廷
被告  医療法人杏林会
連絡先 0284-21-7721(小林)

② 川幡 登美子さん
日時  3月 19日(木)13:30 東京地裁611号法廷
被告  杏林大学病院
連絡先 042-271-5616(川幡)

2. 出版物のお知らせ
医師と患者の信頼関係構築に一貫して努力されてきた
井ノ口裕医師が出版しました、お勧めします
題名  「カルテ返却」
著者 井ノ口裕 日本評論社(03-3987-8621) 1575円

医療安全調査委員会(仮称)地域説明会案内

厚生労働省主催「医療安全調査委員会設置法案(仮称)大綱案」
説明会が、下記の予定で開催されます。
医療過誤原告の会の会員、賛助会員がパネリストとして、
発言いたします。 ぜひ多くの方の参加を呼びかけます。

○ 東北地区

賛助会員の永井裕之さんが、シンポジストで発言
日時:1月25日(日)14:45~17:45
場所:仙台国際センター大ホール
住所:仙台市青葉区青葉山(仙台駅バス10分)
永井さん激励に、参加お願いします
参加申込先 022-726-9266(東北厚生局)

○ 関東信越地区

賛助会員の小室義幸さんが、シンポジストで発言
日時:1月31日(土)13:30~16:30
場所:筑波大学図書館情報専門学群講堂
住所:つくば市春日1-2(筑波大学春日キャンパス)
小室さん激励に、参加お願いします
参加申込先 048-740-0830(シンポジウム事務局)

○ 中国・四国地区

会員の藪見紀子さんが、シンポジストで発言
日時:1月25日(日)13~16時30分
場所:広島国際会議場ヒマワリ(平和記念公園内)
住所:広島市中区中島町1-5
藪見さん激励に、参加お願いします
参加申込先 082-223-8245(中国四国厚生局)

中部地区集会案内

原告の会中部地区集会開催のお知らせ

原告の会 中部地区代表幹事 森永泰彦

前略

下記の通り会合を開催いたしますので、ご参加いただきますようお願い申し上げます。

日時:  平成21年1月31日(土)13:00~16:30
場所:  「短歌会館・名古屋」〒460-0003 中区錦二丁目13-22
        (TEL 052-231-2233)地図参照下さい。
        地下鉄東山線・鶴舞線「伏見」駅下車1番出口徒歩5分
内容:  自己紹介、情報交換、今年の活動等、他

つきましては、資料の準備の都合上、下記に連絡下さい。

(参考・森永E-mailyasu.morinaga@nifty.

医療事故調早期設立キャンペーン チラシ配布・署名活動第4弾

● 医療事故調推進キャンペーン チラシ配布・署名活動第4弾

日時: 2009年2月14日(土) 14:00~15:00
場所: JR・地下鉄 巣鴨駅周辺

前回、1月16日(金)のキャンペーン活動の様子が、毎日新聞で報道されました。 ネットにも出ていますので、ご参照下さい。
http://mainichi.jp/area/tokyo/news/20090117ddlk13040310000c.html
よろしくお願い申し上げます。