昨年はお蔭さまで、念願の医療事故調査と再発防止をめざす医療事故調査制度が10月に施行となりました。
しかし、心配していたように医療機関の「自律報告」制度では、10・11月と報告件数が想定を大幅に下回る心配な状況です。
医療安全の先進国を目指し、実効性のある公平・透明性・再発防止制度へ向けて、引き続き運動を進めますので、本年もよろしくお願い致します。
医療過誤原告の会・会長 宮脇正和
昨年はお蔭さまで、念願の医療事故調査と再発防止をめざす医療事故調査制度が10月に施行となりました。
しかし、心配していたように医療機関の「自律報告」制度では、10・11月と報告件数が想定を大幅に下回る心配な状況です。
医療安全の先進国を目指し、実効性のある公平・透明性・再発防止制度へ向けて、引き続き運動を進めますので、本年もよろしくお願い致します。
医療過誤原告の会・会長 宮脇正和
「医療事故調査制度、これでいいのか?」をテーマに、12月5日東京で、医療過誤原告の会シンポジウムを開きました。はじめに、3人の被害者遺族が、母が造影剤ミスによる死亡で主治医が刑事罰が確定した事件、精神科病院のずさんな薬処方と管理で子息が自殺に追い込まれた事件、父親が医療事故で死亡した公立病院の医療安全を市民ぐるみで高めようとしている運動をそれぞれご報告いただきました。続いて医療事故調査制度設立運動を長年にわたって続けてこられた木下正一郎弁護士、永井裕之患医連代表が講演で、運動の成果と事故調査制度の課題を問題提起されました。休憩をはさんで、シンポジウムでは、冒頭に今年10月の医療事故調査制度発足以降に、ご家族が医療事故死され、病院が事故としてセンターに届け出た二人の方に、事故内容と病院が届け出るようになった経過、遺族が感じている課題を話していただき、もう一人の遺族は手紙で病院がセンターへの届け出を拒んでいる問題が報告されました。いずれも、事故の判断が病院管理者の判断次第で決まってしまい、遺族の思いに寄り添う運用ができない調査制度の重要な課題が浮き彫りになりました。シンポジウムでは会場から、入院に際して主治医が「死亡のリスクがある」内容の書面読み上げ、病院が「死亡を予期した」証拠として制度に形式的に対応している動きも報告されました。当日はメディアの取材が多く、医療事故調査制度が公平な調査や再発防止につながっていない問題点を指摘した、遺族の発信に注目が集まりました。医療過誤原告の会は、公平な医療事故調査制度の運用をめざして、引き続き運動を進めていきます。
10月に医療事故調査制度が施行されましたが、正直に事故を届け出ているところは残念なが ら 未だ僅かです。公正で社会に信頼される医療事故調査制度を求めて今年最後の駅頭宣伝です。 是非ご参加下さい。
日時 12月19日(土)11:00~12:00
場所 西武池袋線 石神井公園駅 北口ロータリー前
終了後、昼食交流会
連絡先 宮脇 (090-6016-8423)
本日(12/5)、原告の会総会とシンポジウムを開き、約100名の方々の参加で、新しい事故調制度の問題点について話しあわれました。
ニュースの動画は、
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20151205/k10010331111000.html
で、閲覧できます。
以上
各報道機関が報じているように「医療事故調査制度」は多くの問題点を抱えたまま10月1日施行されました。
本日 第三次安倍改造内閣人事が発表され、橋本政務官は閣外に去り、石井みどり議員も検察庁の調べを受ける事態となり、もうこのような不祥事は起こして欲しくないと願いながら、後任の副大臣、政務官らが事故調査制度見直しにどのような姿勢で臨むのか、私たち医療過誤被害者は注視していかなければならないと思います。政治、行政に関わる方々には目先の利害に惑わされることなく、5年後10年後を見据え、遍く社会に通じる医療安全のあるべき姿を描いて頂きたいと願っています。 (医療過誤原告の会・会員投稿)
全国紙に留まらず、各地方紙も「医療事故調査制度の問題点」を指摘しています。
詳細は当ホームページの「動画・フォトギャラリー」(各紙記事掲載)でご覧ください。
医療過誤原告の会・事務局
1、医療基本法シンポジウム
2、10月医療事故調査・公正なガイドライン推進宣伝活動(チラシ配布・署名)<第73弾>
3、医療過誤原告の会・中部地区集会
4、医療過誤原告の会・総会・シンポジウム
5、第11回相談会を、12月23日(土)10時00分~12時00分 に開催します。
医療過誤原告の会・会長 宮脇正和
医療の安全と質の向上を目的とした「医療事故調査制度」が10月1日から施行となりました。全国の医療機関すべてが対象です。
これまで、遺族が医療事故と強く疑っても、病院が遺族の疑問を丁寧に聞かないまま事故を否定したり、簡単な説明のみで話し合いを打ち切ってしまい、事故の教訓が再発防止に活かされないまま、闇に葬られてしまうケースを多く経験してきました。
私達、医療事故で家族を亡くした被害者団体は、医療事故をしっかり調査して、再発防止に活かすことを切に願い、医療事故調査制度早期設立の運動を続けてきました。
今回の事故調査制度設計にあたって、厚労省の検討会などで、
1、 遺族等が医療事故について調査を相談する第三者の窓口を設けること。
2、 事故調査にあたって、遺族や当事者の間で事実確認と情報共有をはかること。
3、 事故調査は、透明性をはかるため、利益相反がない第三者を複数参加させること。
4、 事故報告書を遺族に丁寧に説明し、交付すること。
5、 再発防止策を義務付け、再発防止実施状況を点検できること。
6、 調査の質に病院間格差、地域格差がおきないよう均一化をはかること。
など、医療事故調査が真摯で公平に行われ、再発防止につながる制度するよう、繰り返し要望しました。しかし、要望は制度にほとんど盛り込まれないままスタートになり、今後、制度の改善課題満載です。
当面の対策として、遺族が医療事故と強く疑問を持つにもかかわらず、病院から丁寧な説明が無いまま、医療事故ではないと、調査を拒否された遺族等の相談窓口として、医療事故被害者等の団体、医療過誤原告の会、医療の良心を守る会、事務局で対応する事に致しました。
連絡先は、下記です。
1.医療過誤原告の会 事務局(主に被害者・遺族から)
住所:〒189‐0026 東京都東村山市多摩湖町1-22-2 宮脇方
携帯:090-6016-8423 e-mail; info@genkoku.net
2.医療の良心を守る市民の会 事務局(主に医療従事者等:被害者・遺族からも)
住所:〒279‐0012 浦安市入船3-59-101 永井方
FAX:047-380-9806 e-mail; kan-iren-info@yahoogroups.jp
携帯:090-1795-9452
医療過誤原告の会は、患医連などの団体と一緒に、今後も遺族が納得できる公平な医療事故調査制度への改善を求めて、運動を継続していきます。みなさん、引き続き宜しくお願い致します。以上
医療過誤原告の会・事務局
1、医療過誤原告の会・九州地区集会 (会費:無料、事前申し込み:不要)
日時 9月13日(日)13:30~16:30
場所 福岡市健康づくりサポートセンター 研修室A (地下鉄 赤坂駅3番出口徒歩4分)
福岡市中央区舞鶴2-5-1 092-751-7778
内容 ①10月施行の医療事故調査制度について講演、②医療事故被害者の交流
★医療事故相談会 午前10時から同じ会場で(先着4名・原告の会事務局に事前申込必要)
連絡先 原告の会事務局 (☎ 090-6016-8423)、(Eメール info@genkoku.net )
2、9月医療事故調査・公正なガイドライン推進宣伝活動(チラシ配布・署名)<第72弾>
9月26日(土)11-12時、JR巣鴨駅改札口付近で行います。
終了後、昼食会兼交流会を12~14行います。交流会のみの参加も可
7月は、7月11日(土)16~17時、JR恵比寿駅西口付近で行い、8名参加、
終了後、暑気払いを兼ねて交流会を行ないました。
連絡先 原告の会事務局 (☎ 090-6016-8423)、(Eメール info@genkoku.net )
3、医療過誤原告の会主催・(10月)医療事故相談会の案内
第10回相談会を、10月3日(土)10時00分~12時00分 に開催します。
場所: 全労連会館3F会議室(JR御茶ノ水駅徒歩7分)文京区湯島2-4-4 03-5842-5610
受付定員6名(先着順)。 原告の会役員等が自からの経験をもとにアドバイス。
過去に相談された方でもOKです。相談料は無料です。
尚、電話相談は事務局で随時受け付けています。
相談予約申込先 原告の会事務局・(☎ 090-6016-8423)、(Eメール info@genkoku.net )
4、医療過誤原告の会・関東地区集会
日時 10月3日(土)13:30~16:30
場所 労音御茶ノ水センター 文京区湯島2-7-8(JR御茶ノ水駅徒歩9分)
内容 第1部 講演 10月施行の医療事故調査制度について
第2部 医療事故被害者の交流
連絡先 原告の会事務局・(☎ 090-6016-8423)、(Eメール info@genkoku.net )
5、医療過誤原告の会・中部地区集会
日時 11月21日(土)13:30~16:30
場所 四日市・しばさん三重 研修1 (近鉄四日市駅・西へ徒歩2分)
内容 第1部 講演 10月施行の医療事故調査制度について
第2部 医療事故被害者の交流
連絡先 阪本 (☎ 090-5870-9793)、(Eメール sakanori1255yume@yahoo.co.jp )
以上