医療過誤原告の会・シンポジウムの報告

昨年に引き続き「医療事故調査機関の早期設立を」をテーマに、12月5日に東京・御茶ノ水でシンポジウムを開催し(下記)、100名余の方々にご参加いただきました。
はじめに、5名の方から講演をいただいた後、会場の参加者も交えて、
医療事故調査機関早期設立について、討論を行いました。
国民の切実な願いである、医療事故・医療安全対策として、
患者、医療者、学者、マスコミ等さまざまな立場の方々による厚生労働省検討委員会で、
医療事故調査の制度化が練り上げられ、
法案大綱作成、国会上程前段階まで進んでいましたが、
民主党政権交代後、止まったり、方向性がおかしくなって1年半になります。
国民にとっても、医療者にとっても、医療の安全性を推進する上で、誠に残念な現状を、
打開していくために、熱心な討論が行われました。
シンポジウム資料等の請求は、医療過誤原告の会事務局へ(電話 090-6016-8423)

                 記
日 時    2010年12月5日(日)13時30~16時30分
場 所    全労連会館ホール 東京都文京区湯島2-4-4・JR御茶ノ水駅 徒歩8分
内 容  講演
(敬称略) 「大病院で連続した心臓弁膜置換死亡事故の経緯」
         川田 綾子(医療事故被害者遺族)
       「病院における予期せぬ死亡の死因究明に警察・法医学者は有害無益」
         西田 博 (東京女子医大心臓血管外科医)
       「医療事故調査・医療安全の制度づくり」
         渡辺 真俊(厚生労働省医療安全推進室長)
       「受諾率が高い茨城県ADRの活動」
         小松 満 (茨城県医師会副会長)
       「医療事故原因調査の取り組みと課題」
         高梨 滋雄(弁護士)
     
シンポジウム 「医療事故調査制度と医療安全文化の確立」
       シンポジスト 渡辺 真俊( 同上 )、小松 満 ( 同上 ) 
               西田 博 ( 同上 )、高梨 滋雄( 同上 )
               川田 綾子( 同上 )
      コーディネーター   永井 裕之(患者の視点で医療安全を考える連絡協議会代表)
               高橋 純 (医療過誤原告の会副会長)
 連絡先 医療過誤原告の会事務局 (090ー6016ー8423)