内容紹介
医師が匿名で発言する医師ブログ、医療系サイト。 そこには、患者には決して言わない不満、グチ、医療政策への批判がうずまいている。
誰も触れなかった「医療のモラル破壊」を周到な取材で描く、傑作ノンフィクション!
ウィキペディア編集合戦、カルテ流出、2ちゃんねるで晒し者…相次ぐ病院事故!そのとき「医師専用サイト」で何が語られていたのか?『医療崩壊』著者・小松秀樹氏による取材回答文3000字掲載。医療を崩壊させたのは、医療事故被害者なのか?物言う患者は、「医療テロリスト」なのか?なぜ、医師と患者は対立してしまうのか?圧倒的な取材量で医療界の闇にせまる。
目次
第1章 カルテを流出させたのはだれか?奈良県立大淀病院事件
(侮辱罪で捜査された医師しゃべり続ける“鬼瓦” ほか)
第2章 追い詰められる遺族?杏林大学割り箸事件
(『医療の限界』と割り箸事件コピペされる事実無根の情報 ほか)
第3章 真実を求める遺族は「モンスター」か?福島県立大野病院事件
(「2ちゃんで叩きまくる」m3から始まった抗議運動 ほか)
第4章 「テロリスト」と呼ばれた被害者
(医師を侮辱する発言「医療崩壊」プロバガンダ ほか)
第5章 ネット医師たちはなぜ暴走するのか
(全国医師連盟とネット医師「自称被害者」というレッテル ほか)
著者の鳥集氏のコメントをご紹介させて頂きます。
大淀病院事件、杏林大割り箸事件、大野病院事件などの遺族に対して、一部の医師たちがネット上に誹謗中傷や事実無根のデマを垂れ流し、それを多くの医師が鵜呑みにした事実がありました。
彼ら「ノイジー・マイノリティー(騒々しい少数派)」が形成した歪んだネット公論に、医療事故や医療崩壊をめぐる医師全体の言説が、引きずられてしまったと考えています。
大野病院事件以降、患者と医師との間に、深刻な溝が生まれてしまいましたが、今こそ、両者が真摯に向き合い、新たな信頼関係を構築すべきときにきていると思います。
そのためにも、歪んだネット言説のウソを暴き、医療事故被害者に対する偏見を取り払わねばなりません。
ぜひ、多くの方々に手にとっていただきたいと思っています。
http://www.wave-publishers.co.jp/np/isbn/9784872903836/
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http://www.7andy.jp/books/detail/?isbn=9784872903836
http://bookweb.kinokuniya.co.jp/guest/cgi-bin/wshosea.cgi?W-ISBN=9784872903836