「医療事故調査機関早期設立キャンペーン」を開始しました

私たちが求める医療版事故調

私たちが求める医療版事故調(医療事故調査機関)は次の目的と性格をそなえるものです。

1、目的

医療事故の原因を究明して、再発防止を図り、医療事故にあった患者・家族への公正な対応を目的としたもの。

2、性格

公正中立性: 中立の立場で、手続と調査内容が公正であること
透明性: 公正中立に調査が行われていることが外部からみて明らかなこと
専門性: 事故分析の専門家によって、原因究明・再発防止を図ること
独立性: 医療行政や行政処分・刑事処分などを行う部署から独立していること
実効性: 医療安全体制づくりに、国が十分な予算処置を講じること

このような医療版事故調の早期設立を求めます。 医療事故調査が、目的に沿って実現されるように、医療版事故調の具体的なあり方を考えていきましょう!

 

医療事故調査機関早期設立キャンペーン-パンフレット表面  
パンフレット表面

医療事故調査機関早期設立キャンペーン-パンフレット裏面  
パンフレット裏面

(※PDF版はこちらPDF

医療過誤原告の会 第17回総会・シンポジウムが行われました

11月23日、日曜日に「医療過誤原告の会 第17回総会・シンポジウム」が大阪で開催され、医療事故被害の現状および、厚労省が検討している事故調査制度について、活発な議論が行われました。

講師の方に加え、シンポジウムに参加して頂いた会員や一般参加の方など、多くの方のご協力を頂き、無事開催することができました。

ご協力頂いた皆様、ありがとうございます。

医療事故調早期設立を求めてシンポジウムが開催

医療過誤原告の会シンポジウム?
国会審議の目途はたたず

政府で医療事故の調査委員会設立などの準備が進むなか、23日、大阪では遺族や被害者らがシンポジウムで、公正・中立な事故調査制度の早期実現を求めました。事故調査制度がない現状では、医療事故が起きた際も患者や家族が裁判を起こさないと、事実の解明がほとんど行われていません。こうした中、厚労省は医療事故の原因究明と再発防止の為に、第三者の事故調査委員会設置に向け準備を進めているものの、国会審議のメドは立っていません。シンポジウムでは遺族から訴訟をすることで受ける誹謗中傷などの現実も語られ、「医療の良心を守るため」にも公正・中立な事故調査制度の早期実現を求めるなどといった声が出ました。一方で、専門家からは「医療の専門家の意見が必要になる中で、中立・公正な人をいかに確保するかが課題となる」などの意見も出されました。(2008/11/23 18:24更新)

(関西テレビ)

医療過誤原告の会 第17回会員総会・シンポジウム開催

日付 11月23日(日)

場所 大阪府立労働センター (エル・おおさか)6階大会議室会
(京阪電車・地下鉄谷町線「天満駅」下車、西へ徒歩約5分 →地図

時間
 幹事会          10:30~11:00 (役員対象)
 第17回定期会員総会 11:00~12:00 (会員対象)
 シンポジウム      13:00~16:30 (一般公開)
 懇親会(当日受付)   17:30~19:30 (希望参加)

〇 シンポジウム内容

テーマ 医療事故を安全な医療の教訓に
公正中立な医療事故調査機関の早期設立を

1.医療過誤裁判報告
「無断で繰り返される、人体実験」 2件
2.「医療安全調査委員会設置法案(仮称)」報告
厚生労働省医療安全推進室長 佐原 康之
3.シンポジウム
「医療事故被害を教訓に、公正中立な医療事故調査制度の早期設置を」

シンポジスト 石川寛俊(弁護士)  仲正昌樹(金沢大学法学部教授)
打出喜義(医師・金沢大学医学部産婦人科)
山本啓一(医師・山本医学鑑定研究所・所長)
佐原康之(厚生労働省医療安全推進室長) 油井香代子(医療ジャーナリスト)
勝村久司(医療情報の公開・開示を求める市民の会)

司会 宮脇正和(本会・会長) 篠原聖二(本会・副会長)

参加費 無料(資料代カンパをお願いします)

会員以外の方もご参加いただけます。詳しくはパンフレット(PDF)をご覧下さい。

本会会長が厚労省検討会のヒアリングに出席します。

いわゆる医療事故調について医療事故被害経験者の団体として意見を述べます。

○第16回診療行為に関連した死亡に係る死因究明等の在り方に関する検討会
  日時 11月10日(月) 16:00~18:00
  場所 厚生労働省 省議室 (9階)
  議題 
   1)ヒアリング
    ・全日本病院協会 徳田禎久 常任理事
    ・全国医学部長病院長会議 嘉山孝正
    ・医療過誤原告の会 宮脇正和 会長
   2)その他

傍聴方法など詳細は、こちらでご確認ください。