医療過誤原告の会 第17回総会・シンポジウムが行われました

11月23日、日曜日に「医療過誤原告の会 第17回総会・シンポジウム」が大阪で開催され、医療事故被害の現状および、厚労省が検討している事故調査制度について、活発な議論が行われました。

講師の方に加え、シンポジウムに参加して頂いた会員や一般参加の方など、多くの方のご協力を頂き、無事開催することができました。

ご協力頂いた皆様、ありがとうございます。

医療事故調早期設立を求めてシンポジウムが開催

医療過誤原告の会シンポジウム?
国会審議の目途はたたず

政府で医療事故の調査委員会設立などの準備が進むなか、23日、大阪では遺族や被害者らがシンポジウムで、公正・中立な事故調査制度の早期実現を求めました。事故調査制度がない現状では、医療事故が起きた際も患者や家族が裁判を起こさないと、事実の解明がほとんど行われていません。こうした中、厚労省は医療事故の原因究明と再発防止の為に、第三者の事故調査委員会設置に向け準備を進めているものの、国会審議のメドは立っていません。シンポジウムでは遺族から訴訟をすることで受ける誹謗中傷などの現実も語られ、「医療の良心を守るため」にも公正・中立な事故調査制度の早期実現を求めるなどといった声が出ました。一方で、専門家からは「医療の専門家の意見が必要になる中で、中立・公正な人をいかに確保するかが課題となる」などの意見も出されました。(2008/11/23 18:24更新)

(関西テレビ)

肥田泰氏(全日本民主医療機関連合会 会長)講演

[flv href=”/uploads/20071216-06.flv” width=”320″ height=”240″ autostart=”false” /]( ↑ 上の黒い画面を2回クリックすると、動画が再生されます。 )

「医療事故を取り扱う第三者機関の早期実現を求めて」
肥田泰 氏 ( 全日本民主医療機関連合会 会長 )

2007年12月16日、医療過誤原告の会シンポジウムにて

鈴木利廣 弁護士 講演 動画

[flv href=”/uploads/20071216-02.flv” width=”320″ height=”240″ autostart=”false” /]( ↑ 上の黒い画面を2回クリックすると、動画が再生されます。 )

「患者の人権確立と医療被害者運動の役割」
鈴木利廣 弁護士 ( 医療問題弁護団代表 )

2007年12月16日、医療過誤原告の会シンポジウムにて

講演時に使用したレジュメはこちら(PDF)です。