医療過誤原告の会シンポジウム報告

「医療過誤原告の会」第22回総会記念シンポジウムを下記の通り開催しました。

日時 11月30日(土)13:30~16:30

場所 全労連会館ホール(東京・御茶ノ水、JR御茶ノ水駅徒歩8分)

内容 1、医療事故被害報告(敬称略)

古川 實 (熊本 医療事故被害者遺族・医師)

柴田清吾 (千葉 医療事故被害者遺族・医師)

大沼美喜子(東京 死因究明モデル事業体験・遺族)

2、講演 弁士(敬称略)

勝村久司(産科医療補償制度運営委員・医療事故被害者遺族)

「産科医療補償制度の現状と意義・展望」

永井裕之(日本医療安全調査機構運営委員・医療事故被害者遺族)

「死因究明モデル事業の実績を制度化に活かすために」

3、シンポジウム 「医療事故調査制度(公平・透明性・再発防止)設立を願って」

シンポジスト 勝村久司(同上)、永井裕之(同上)、

古川實(同上)、柴田清吾(同上)、大沼美喜子(同上)

コーディネーター 宮脇正和(医療過誤原告の会・会長)

 

会場の全労連会館ホールには、80名を超える方々に参加いただき、

大変充実したシンポジウムになりました。

新聞、テレビ、雑誌等のマスコミの方々や、、

関係の行政機関から、たくさんおいでいただきましたので、

今後、さまざまな発信に活かしていただきたいと思います。

当日、医師の古川さん、柴田さん、モデル事業を体験されたご遺族の大沼さんから、

被害者遺族となってはじめて、被害の深刻さに気付き、公的な事故調査制度の必要性など、

率直な思いが語られました。

勝村さん、永井さんからは、産科医療補償制度・死因究明モデル事業を発展させる、

積極的な提案がありました。

今回のシンポジウムの内容は、来春、冊子として発行しますので、

医療版事故調の具体的制度検討に活かしていただくよう願っています。

ご協力いただきました皆様に心から感謝申しあげます。

医療過誤原告の会 会長 宮脇正和(090-6016-8423)