医療事故被害者に対する中傷に強く抗議します

昨年の当会主宰のシンポジウムでも話題に上がりましたが、医療事故の被害者に対する中傷が横行しています。

ネットで横行、患者中傷」(MSN産経ニュース)
患者中傷 医療事故被害者が標的に」(共同通信)

医療事故で予期せぬ被害を受けた者が、真相究明、再発防止、被害の救済を求めることは正当な要求であり、非難を受ける筋合いは全くありません。

中傷によって医療者と事故被害者との相互不信が増し、問題解決への道のりがさらに困難になるのであれば、大変残念です。

本会は、医療事故の被害者に対するあらゆる中傷に、強く抗議します。

医療事故被害者に対する中傷に強く抗議します” への23件のフィードバック

  1. 医療関係者の多くは、自称「医療事故の被害者」による医療関係者に対する中傷に強く抗議します。

  2. 医療被害者、時に、まだ被害者かどうかわからないのに被害者と思っている
    果たして、正当な評論、評価、論評を封じるつもりですか?
    ネットでディスカッションすることさえも封じるつもりですか?
    まるで被害者という名をかたればだれでも反論を許さない恐怖政治みたい
    ですね。
    この私の、コメントもどうせ中傷と受け取るのでしょうね。

  3. 「中傷」に抗議しているのであって、「正当な評論、評価、論評」に対して抗議しているのではありません。
    本文をよくお読みになってくださいね。

  4. お,お得意の論点のすり替えですね。例えば大野病院事件の遺族の言説とか,割り箸事件の原告の言説とかは,医療側に対する中傷に該当すると思いますがね。
    まあ,このエントリの内容も,大手三紙には取り上げられない程度の内容なので,お互いさまといったところでしょうか。

  5. 何か誤解されているようですが、医療側を「中傷」するのは許される、と主張したことは無いです。
    (例に挙げられて方がどのような発言されたのか、私は具体的に知りませんが。)

  6. ふーん,そうですか。
    まあ,まず身近のことからしっかり確認されることをお勧めしておきますよ。特に割り箸訴訟の方は,本まで出版されていますよね。貴会の集会で発言の機会を付与している彼らがどのような言動をされたのかご存じないと言われることは,私の常識では不思議極まりないことなのですが,まあ今更たいした問題ではないでしょうから,これで引き下がります。

  7. 医者に掛かっても生じうる不幸な結果と、医療事故とは合い異なるものだと思います。この世には避けがたい死病と言うものが存在するからです。この死病を巡って、立場の違う場合、どのように見え方が変わってくるか、医者側から語りましょう。
    不幸な結果になった場合の内幾分かは、患者さん側からは「予期せぬ被害」とお感じになるでしょうし、医療機関側は「止むを得ない死病」と理解するものだと思います。
    止むを得ない死病と理解している側の医者が、そうでないと言う理解の側から受ける批判に対して、それは不当な抗議であると、そう抗弁するのは当然の事ではないでしょうか。また、止むを得ない死病に対して、「真相究明、再発防止、被害の救済を求めること」は、「人間を不死身にしろ」と言う要求であると理解する医者もいるでしょう。そして、人を死すべく作ったのは神仏でありますので、何を不当なことを要求しているのだとなるのが医者側の立場ですね。
    法は、医者と患者に平等の人権を与えています。医者側も、自身の主観に立って、不当であると「感じた」抗弁に対して、抗弁し返す権利があります。それを不当な中傷と称する事は、自由な言論活動を抑圧しようとする極めて非民主的営為ではないでしょうか?
    勿論、何が真実かと言う事は当事者の立場で色々でしょう。それを調停する場所が、法廷ですね。法廷では、「何を法的に真実と見做すか」と言う事が決します。

    ここからは私の貴会に対する要望事項です。貴会では、割り箸事件の原告側「だけ」を招いて発言をお許しなされています。これは、法廷で「法的に真実と見做す」とした裁判所の決済-地裁レベルですから暫定的な決済ではありますが-をないがしろにした言動ではないでしょうか。法廷は、医者如きが現代のつたない医療技術をいかに以ってしても救命できなかった事例であると、その様に断じておる様です。厳しい判決ですが、現代医療の乏しい成果と言う実情を良く分かった判決ではないでしょうか。いや、それ以前に「判決」を重視する姿勢が法治国家市民として求められる素養ではありますね。
    そこで伺いたい、法的に出された決済を受け入れず、医者の立場への理解も拒んでおられるとするならば、貴会の持っておられる「誹謗中傷」とは、一体いかなる客観的基準に基づいてその様に判断されているのか、ご教示願いたいです。自身の主観だけに立って他者の批判は一切入れない、などと言う幼児的態度を取られる貴会では無い物と信じております。
    是非にも貴会の側からの情報開示を願います、貴会的に言う誹謗中傷の、その客観的指標です。それが明示されましたならば、私も貴会の側に立ち、悪質な誹謗中傷者と戦って参りたく存じます。

  8. 余談になりますが…….

    この2.番に書かれている「浅尾美和」云々のいやらしいコメント、こう言う物が本当の誹謗中傷の見本ですね。

    一緒になって、こういう手合いと戦って参りましょう。

  9. ピンバック: 匿名
  10. ピンバック: 匿名
  11. 医療事故被害者に対する中傷といいますが、
    おたくらの主張なんかを見聞きしてると、
    被害者に都合の悪い指摘の類は全部中傷と
    受け取れなくもないですね。

    医療従事者に対する中傷も何とかしていただきたいものです。

  12. >本会は、医療事故の被害者に対するあらゆる中傷に、強く抗議します
    全く賛成します。私は46才の医師ですが、ブログなどで匿名でもって明らかな中傷ないし、中傷に近い言葉が極めて多いことに心をいためてます。
     医師の99.999%は患者さんのために努力しており、ひどいてきは数分でこうしたらいいか、ああしたらいいかの判断を求められます。迷ったときに、警察署や裁判所に電話してどうしたらいいかを尋ねても教えてくれません。遠方にいる大先生に電話しても目の前の現実について助言してくれるはずもありません。結果が悪いことで、刑事罰をくらったり、莫大な損害賠償をくらったりするのが日本の医師の現状。医師の数は10万人は足りません。医療行為に払われる金も圧倒的に不足してます。説明に要する時間は20年前の4倍くらいにはなり、書類作成も4倍くらいとなり、さらに電子カルテのおかけで医師の間接業務はとほうもなく増大しました。
     過労死水準で仕事をしていない医師は例外的で、日勤、夜間勤務明けで朝から手術をしてます。
     このような医師の現状ゆえに、「被害者」による医師への「不当と感じられる」非難に医師は敏感になつてます。そうであっても、本当の「被害者」ないしは本当は被害者でないけれど被害者の方々について罵詈雑言を言っていいことにはなりません。批判すること事態はいいのですが、口調を穏当として、「人と人とが結びつく」ような言い回しにして欲しい、諸先生方!

    患者さんや遺族を批判するならば、必ず実名で堂々と公的にやって欲しいと私は思う。もちろん医師しか読めない閉鎖空間では匿名で何を言ってもそれは違法ではないと思う。閉鎖空間での発言を公的空間に引用して医者はこんなことを言っていると暴露するのは違法です。それにしても閉鎖空間における医師の暴言にはウンザリです。

     匿名で罵倒してもまったく問題なく、是非ともするべきは厚労省や政治家に対してです。
     14のドーモ君は医師だと推察されます。そんな言い方は頼むからやめてください。お願いします。人と人とが離反する作用しかありません。
      http://homepage1.nifty.com/jsawa/medical/
    mail to jsawa@attglobal.net

  13. 澤田石様

    貴方の言っていることには8割方同感なのですがただ閉鎖空間なら大丈夫という主張はおかしいでしょう。「そこに具体的な中傷表現があるのか」が問題なのであって、そこが医師専用であっても場合によっては批判されるのは仕方のないことです。次の暴露云々というのは鳥集徹著「ネットで暴走する医師たち」のことをさしているのだと思いますが、それほど問題だとは思いません。ところで貴方は全国医師連盟の関係者の方のようですが、ならばこの本で問題にすべきは最終章の連盟についての部分でしょう。読めばわかると思いますが、これら(特にブログ云々)は全て「団体としての全国医師連盟」に責があるわけでは無い事項です。他にも構成員がどうとか書いてますが所詮は感情論的印象論であって、少なくとも「まっとうな批判」ではありません。そもそも鳥集さんは連盟の開催した集会に取材に来ていないという人もいますし、その真偽は別にしてもリンク集が団体の「本質」だと批判してくるなんてこの人って根本的に他者(団体)をバカにしているでしょう。

    ただ本当の問題は雑誌・新聞などの媒体でこの様にネットの問題を利用してそれとは直接の関係の無い医療側の論客・団体・主張を攻撃してくる人がいるということです。
    その人たちは最近様々な所で「一部の医者が患者の起こす訴訟で医療が崩壊したと言っている」とネガティブな意味をこめて唱えています。僕は最初はそのくらいのことを言う人も世の中に入るのだろう位に思っていたのだけれど、もちろんネットとかには少し入るのだろうけれど、例えばNATROMさんの件を見ればわかるようにそうとは言い切れない・そう見るのが妥当では無い医療側の言説までその言葉が含んでいる可能性があります。もちろんこれは僕の考えすぎなのかもしれないけどただ言葉の受け取り手である世間が勘違いをして、医療側が訴訟関連の言葉を自由に言えない空気ができる可能性があります。

    またそれに近い問題として、医療側の言説をかなり強引な単純化をした上で叩いてくるという事象が最近見られます。つまり賛否が分かれるような論点で医療側は(それが正しいかは別にして)一応理由とともに意見を言っているものを、レッテル貼りや強引な解釈、すりかえをした後に無理のある批判をしてくるという事です。例えば刑事免責の問題について「医療崩壊を人質に刑事免責を主張している」とする評論が出てきています。
    これらも公の場で言われている事なのだから流暢なことを言ってないで貴方みたいなのが公の場でちゃんと批判していくべきです。

  14. おまえら、被害者ずらしてんじゃねーぞ。
    うぜーぞ。少しは相手のことも考えろ。
    中傷されて、当然のことをしんんだから、しょうがないだろ。
    ぼけ、そんなに金がほしいか。
    モンスターペアレントが、
    しね、かす

  15. 貴会の平等に中立的にという立場からのご提言はいつも共感を持って読ませていただいています。こういった趣旨の会の場合概して患者、患者家族の人権尊厳に比較して医療従事者の人権尊厳に対しては幾分軽視する傾向の会があるのも残念ながら事実です。
    しかし貴会は患者、患者家族へ中傷誹謗と医療従事者への誹謗中傷を0.0000000000001mgまで同じくらい座視できない問題としてとらえ全く同じくらいのトーンで憤りを表明されております。(医療従事者に対する中傷については患者、患者家族のそれについてほどコメントしない中立性平等性に欠けるいわゆり利権団体のような買いがあるのも現実)。患者患者家族の人権尊厳と医療従事者の人権尊厳はどちらも同じくらい大事! 患者、患者家族に対する誹謗中傷は無論、患者、患者家族の医療従事者に対する心なき暴言は断固として許さじ!
    この平等性の塊のような貴会のスタンスが私の共感を呼ぶのです。これからもご活躍期待してます。
    PS:貴会のスタンスについて以上のような理解をしてますがこれで間違いはないでしょうか?

  16. 貴会の今回の提言に対していささか感情的な意見が多いのが目につきます。貴会は医療被害者については本人が自分は被害者だと訴えている患者ならび患者家族を事例の検証もなしで無条件に被害者だと認定しているわけではないはずです。常に客観的中立的視野に立ち慎重に医療的専門的な検証を積み重ねた上で医療過誤だと判断される事例のみを医療被害者と認定されております。(一部貴会と同様の団体にはきちんとした検証もなく一方的に患者、患者家族の訴えのみで被害者と認定しその訴えを支持する軽率な会も残念ながらあるのも事実です。)
    そしていかなる人間に対しても誹謗中傷は許さない!!この揺らぎない信念こそが貴会の真骨頂何だと思います。患者、患者家族に対する誹謗中傷は無論、医療関係者に対しての誹謗中傷に対しても憤りをきちんと表明されております。また医療的立場からの冷静な患者患者家族に対しての意見については、それが仮に患者、患者家族の訴えを否定する内容であっても誹謗中傷とはとらえずきちんと耳を傾け冷静に意見交換をする。
    こういった貴会の慎重かつ冷静な提言を一方的に患者、患者家族を支持する内容のものときめつけられている感があります。
    この際どうでしょう!医療被害者の定義や誹謗中傷の定義をより明確に宣言され貴会の中立性を再確認してもらってはいかがですか?
    また貴会は医療関係者に対する誹謗についても人道的な立場からいつも憤りを感じていることを明文化され貴会の中立的な怒りを再認識してもらった方がよいのではと考えます

  17. すみません。今回の貴会の提言は大変素晴らしいことです。どうしても貴会の提言の真意をきちんと皆さんに理解してもらいたい・・・そのような思いで提言を読ませていただいています。
    貴会がいう医療事故被害者とは、平均的な適切医療を行っていれば問題なく治療できていたにも関わらず、医療サイドの明らなミスにより健康被害を被った方をそのように認定なされているはずです。
    また予測不可能な不慮の事態によって発生した医療事故で医療サイドにとって不可抗力的な症例というのも当然ありますが、こういった症例については基本的には患者や患者家族が自身が被害者だと訴えても被害者だとは認定していないはずです。(不可抗力の医療結果に対し医療者を加害者扱いする安直な患者会と違い貴会は常に冷静慎重そして中立的で客観的で検証をなされています。)
    また患者サイドが医療サイドの説明に対し不満を述べられていた症例についても、安易に患者サイドに立つのではなく、医療サイドがなされた説明を慎重に確認の上で、明らかに医療サイドが不誠実と思われる症例についてのみを被害者として認定されています。
    今回の提言はこういった慎重な経緯で被害者と認定されている人に対し心なき暴言に対し憤りを表明なされているのです!!そして被害者の訴えに対し否定的な意見であっても冷静な内容のものについては誹謗ととらえず冷静に耳を傾け意見交換を行っておられます。
    そして一方で中立的医学専門的立場でみて患者サイドの明らかな不合理な訴えと思われる症例については医療サイドを被害者と認定され患者サイドの訴えに対し冷静な異議を述べられ、それら患者サイドが感情に任せて誹謗や心なき暴言をに述べられているときは声高らかに憤りすら表明されています。

  18. はなまるさん
    >中立的医学専門的立場でみて患者サイドの明らかな不合理な訴えと思われる症例については医療サイドを被害者と認定され患者サイドの訴えに対し冷静な異議を述べられ、それら患者サイドが感情に任せて誹謗や心なき暴言をに述べられているときは声高らかに憤りすら表明されています。
     長すぎて主語がわからなくなりました。 まさか
    医療過誤原告の会が、
     ではないですよね。 実例を挙げてほしいものだ。

  19. 主語は医療過誤原告の会がです。私が情報を得たところによれば医療過誤原告の会はまずは医療過誤?と思われる事例に対し客観的中立的に医学的な検証を重ねたのちに医療過誤と思われる事例についてのみ医療被害者と認定していると聞きました。また一時的な感情に任せ医療者を必要以上に敵意を持って接するのではなくお互い理解を深めよう(医療者の現状や意見にも素直な耳を傾けよう)という会と聞いてます。
    患者の人権にはもちろん医療者に対しても医療責任は問うものの、その人の人権に対しては最大限の配慮をし、現状を十分把握しないで医療者を非難するような名誉棄損罪に値する行為や発言がないよう細心の配慮を行っていると聞きました。会長の宮脇正和様をはじめ会の方々は皆様フェアーな精神の塊のような人間の集まりであると聞きました。身内の人間が感情に任せ医療者に対し暴言(馬鹿、死ねなど)をはくことに対してきちんと憤りを声高々に表明されているとも聞きました。
    今まで私の書き込みに医療過誤の会から反論の声がないことからも私の申し上げていることは多分に正しいのだと思います。
    PS:医療過誤の会の方!私はあなた方の最大の理解者です。どうか私の申し上げている貴会に対しての理解が正しいことをこの場で説明ください

峰村健司 へ返信する コメントをキャンセル

メールアドレスが公開されることはありません。